守山市は15日、一般会計355億円、特別会計145億2570万円、企業会計66億8522万円―から成る総額567億1092万円の新年度当初予算案を発表。森中高史市長が掲げる▽子育てするなら守山▽住むなら守山▽働くなら守山▽市民が主役の守山―の4本柱を中心に編成し、特に子育て環境の充実に注力した過去最大規模となった。
一般会計の対前年度比は6%増、総額については3・6%増加。普通建設事業費は41億9787万円で同17・5%減となった。
主な事業を見ると、国スポ・障スポ大会施設整備事業費1億8917万円を計上、市民体育館大アリーナの床張替やLED照明への改修などを実施していく。また、住みやすさの充実を図ることを目的に、市内の公園整備費として10億3924万円を盛り込んだ。内訳としては、立入公園の芝生広場整備や複合遊具設置費として3億9834万円、環境学習都市宣言記念公園の西側エリア改修工事費5億円、守山町公園テニスコートのリニューアル工事費2300万円―などとなっている。
その他、地域防災計画の改定費497万円、防災施設・設備整備費補助費650万円、地域振興事業費1027万円、中小企業等デジタル化促進補助金400万円、人材確保支援事業費補助金400万円、空き店舗等活用事業補助金300万円、守山駅周辺の東西移動強化に係る調査検討業務費2752万円、子育て支援拠点施設整備費533万円―などを盛り込んだ。
会期は、来月25日まで。
当初予算案の内容は次の通り。
【一般会計】
◎総務費
▽新庁舎整備事業=7億4105万円(新庁舎整備事業費2億2171万円、外構整備工事費4億6632万円など)
▽企画政策事業費=3776万円(市長期ビジョン2035策定支援業務費、市国土強靭化地域計画改定支援業務費など)
▽地域振興事業費=1323万円
▽自治会集会所建設等補助費=631万円(新築・修繕・バリアフリーにかかる費用助成)
▽地域交通対策事業費=6366万円
▽地区会館維持管理事業費=1億6021円(空調更新及び屋上防止工事の実施)
▽国スポ・障スポ大会施設整備事業費=1億9245万円(市民体育館・市民運動公園・野洲川歴史公園等の整備)
◎民生費
▽放課後児童健全育成事業費=2億9197万円(民間児童クラブ施設整備事業費補助等)
▽施設維持管理事業費=3103万円(公立保育園・子ども園の各種安全対策工事)
▽児童遊園及び親と子の広場管理事業費=426万円
◎衛生費
▽福祉保健センター大規模改修事業=4億0036万円(大規模改修工事費3億6943万円、監理費724万円)
▽水辺環境保全事業費=798万円
▽環境保全事業対策費=689万円
▽再生可能エネルギ推進事業費=3595万円
◎労働費
▽守山野洲市民交流プラザ移転関連事業費=388万円
▽農業振興対策推進事業費=862万円
◎商工費
▽中小企業融資対策事業費=112万円
▽地域経済活性化事業費=3032万円
◎土木費
▽県事業対策事業費=1億1158万円(県土木建設事業負担金等)
▽駅前管理事業費=2884万円(施設修繕等)
▽建築物耐震化促進事業費=1億9590万円
▽道路台帳更新事業費=460万円
▽道路修繕事業費=2240万円
▽一般市道改良事業費=1億9159万円(石田三宅横江線歩道改良工事など)
▽通学路安全対策事業=4206万円(大林森川原線道路改良工事など)
▽狭あい道路整備事業=700万円(下之郷9号線道路改良工事)
▽交通安全施設整備事業=1400万円(カーブミラー新設等)
▽河川管理事業=1445万円(河川愛護浚渫土処分等)
▽河川改良事業=5930万円(大林里中河川改修工事等)
▽地域再生推進事業費=6002万円(東西移動手法調査検討業務費等)
▽都市計画街路事業費=4億3242万円(大門野尻線道路整備工事等)
▽小公園維持管理事業費=2392万円(第一なぎさ公園管理及び小公園遊具改修工事等)
▽立入公園整備事業=3億9834万円(芝生広場整備等)
▽公営住宅維持管理事業=1億7323万円(久保団地外壁・防水工事等)
◎消防費
▽北消防署出張所建替整備事業費=3億7370万円
▽消防施設整備事業費=70万円
◎教育費
▽小学校施設維持管理補修事業=9452万円(市内小学校9校の維持管理補修)
▽速野小学校長寿命化改良事業=1118万円(実施設計業務委託費等)
▽中学校施設維持管理補修事業=3108万円(市内4中学校の維持管理補修)
▽守山中学校体育館予防改修工事費=620万円
提供:滋賀産業新聞