岡谷鋼機(名古屋市中区栄2ノ4ノ18)は、港区空見町でグループ企業が使用する工場の新設を進めている。投資額は全体で約50億円。2024年10月末の完成を予定しており、年内の稼働開始を目指す。
工場の規模は、鉄骨造平屋5656平方b。電磁鋼板の加工・販売拠点として、日鉄電磁岡谷加工(名古屋市港区)が使用する。梁に使用するH形鋼には、日本製鉄(東京都千代田区)の低CO2鋼材「NSCarbolex Neutral」を採用。建築鉄骨用途としては国内初となる同製品を採用することで、「脱炭素社会の実現に取り組む」とした。
建設地は旧三菱自動車ロジステクノ工場跡地の、名古屋市港区空見町3。土地の形質変更の届出によると、同地の敷地面積は2万1470平方bとなっている。
設計・施工は日鉄エンジニアリング(東京都品川区)が担当。
同工場を使用する日鉄電磁岡谷加工は、23年6月に設立。岡谷鋼機と日鉄電磁(あま市)が出資している。
提供:建通新聞社