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　高島市は13日、24年度当初予算案を公表した。一般会計は335億2000万円で、前年度予算額に対し32億5000万円（10・7％）の増。特別会計は122億5100万円で0・3％減、事業会計については139億5362万円で2・3％増加となった。総額では597億2462万円で前年度比6・3％の増加。
　投資的経費では、省エネ・再エネ脱炭素を考慮した福祉施設や観光施設、教育施設などの長寿命化工事、防災・減災に向けて予防保全を目的とした橋梁・道路・河川等の改修工事の実施や消雪施設の整備などのインフラ整備に重点を置いている。
　普通建設事業費は、前年度比55・1％の大幅増で57億3838万円、主な事業は、防災行政無線整備事業、公立保育園等施設維持補修事業、消防庁舎改修事業、学校給食センター施設維持補修事業など。
　土木費は、34億2803万円で、前年度8・9％増の2億8150万円を増額し、主な事業は、雪寒対策事業、建設機械整備事業、身近な道路整備事業、消雪設備整備事業、急傾斜地崩壊対策事業、公営住宅施設再整備事業。農林水産業費については、14億7639万円を計上で、対前年度比1106万円増加の0・8％アップし、中山間地域振興事業、鳥獣害防止・駆除事業、獣害防止柵改修事業、森林環境整備事業があり、消防費は、20億8147万円を計上し、前年度比約32・9％の大幅増となり、防災行政無線整備事業、消防庁舎改修事業等を計上している。教育費についても、前年度11億4478万円増加の40億7175万円で、文化財施設再編事業、学校給食センター施設維持補修事業等が含まれる。商工費は、4億9652万円を計上し、観光振興施設改修事業を予定している。

　主な内容は次の通り。

◎一般会計
▽ＩＣＴ教育機器整備事業＝1億6873万円
▽文化財施設再編事業＝1億9004万円（中江藤樹記念館リニューアル、マキノ資料館改修など）
▽スポーツの振興＝4億3131万円（社会体育施設維持補修事業）
▽新ごみ処理施設整備事業＝2億0928万円（生活環境影響調査、造成設計・地質調査、事業者選定など）
▽災害に強い体制づくり＝10億1060万円（防災行政無線整備事業、消防施設整備事業、住宅耐震事業など）
▽文化施設・文化ホール施設維持補修事業＝4億7671万円（公民館施設維持補修事業、文化ホール施設維持補修事業など）
▽市道道路改良事業＝5億8393万円
▽消雪設備整備事業＝2億5257万円
▽河川整備事業＝2億0358万円
▽近江今津駅リニューアル事業＝7230万円

提供：滋賀産業新聞