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　柏崎市は１４日、２０２４年度当初予算案を発表した。
　一般会計は４７８億円で前年度比１・３％増、特別会計と公営企業会計を合わせた予算総額は８３３億６９１８万６０００円（同２・５％増）となった。また、性質別歳出予算額を見ると、普通建設事業費が７６億５８３７万９０００円で前年度比８・９％増。一方、維持補修費は１０億２５１６万３０００円となり、０・３％増えた。
　記者会見に臨んだ櫻井雅浩市長は「市を取り巻く環境は少子高齢化による人口の減少など、非常に厳しい状況だ」との認識を改めて示し、「積極的な部分と堅実な部分でかなりメリハリの効いた予算になった」と説明。また、編成内容について「８０点」と評した。
　主な内容は次の通り（（新）は新規）。
▽（新）子どもの屋内遊び場施設整備事業　１億１５３０万円（新たな屋内遊戯施設の整備）
▽小学校施設整備事業　２億４２８０万円（枇杷島小学校等のトイレ改修、空調改修など）
▽学校施設長寿命化事業（中学校）　４億７９００万円（鏡が沖中学校の大規模改修、第三中学校の大規模改修実施設計）
▽企業立地事業　９２１５万５０００円（企業の用地取得、設備投資などに応じた助成）
▽（新）資源物リサイクルセンター整備事業　２０５０万円（新施設の設計および地質調査）
▽ごみ処理施設建設事業　５１５９万円（事業者選定アドバイザリー、その他工事など）
▽コミュニティセンター整備事業　１億４５２０万円（松波コミセンの駐車場整備など）
▽道の駅風の丘米山整備事業　２億４１３３万５０００円（実施設計など）
▽常備消防施設整備事業　２億４１３３万５０００円（高機能消防指令センター機器のうち、指令コンピューター系装置の更新など）
▽消融雪施設整備事業（社会資本整備総合交付金事業）　２億１８００万円（消融雪施設の計画的整備）
▽街路事業電源立地地域対策交付金事業　１億３７００万円（宝田北斗町線の軟弱地盤対策工事）
　なお、新ごみ処理施設建設に係る債務負担行為が設定されており、限度額などの詳細は後日公表となる。