能美市吉原釜屋町土地区画整理組合の設立認可が石川県公報で公告された。良好な住宅地に向けた区画整理事業が本格始動する。
組合施行により、定住人口増加に向けた住宅地のほか、企業用地や区画道路などの整備が計画されている。同事業の施行区域は市道木曽街道線と根上国道線、JR北陸本線に囲まれた吉原釜屋町地内の約2・7ヘクタール。現在は大部分が田や山林の遊休地となっている。このうち、南側で計画する企業用地には約1ヘクタールを充てる。住宅地については、30区画程度(1区画約250平方メートル)を造成する見通しだ。
道路整備では、計192メートル(幅員6メートル)を新設するほか、区域内を通る吉原釜屋5号線約250メートルを対象に現況幅員6メートルを8メートルに拡幅する。総事業費は2億2850万円を見込む。事業完了は2027年3月末を予定している。同地区周辺には、北陸自動車道能美根上スマートインターチェンジや加賀海浜産業道路が近接する。