倉敷市は2月7日、水島緑地福田公園屋内プール整備事業費や水島地区公共施設再編整備に向けた基本計画策定支援業務委託費などを盛り込んだ一般会計2039億3988万円の2024年度当初予算案を発表した。23年度当初と比べ0・8%増で、このうち投資的経費は普通建設事業費247億7563万円の同1・4%減となる。
4月に市長選挙が予定されているため、扶助費などの経常的な経費や、債務負担行為に基づく継続的な事業に要する経費を中心に計上する骨格予算として編成している。
この他、特別会計1005億3218万円、企業会計1143億8473万円、財産区会計4157万円を合わせた予算総額は4188億9838万円の0・4%減。
主な建設関連予算案は、老朽化した屋内水泳センターを水島緑地福田公園水泳場に統合し、新たな屋内プールを整備する水島緑地福田公園屋内プール整備事業に工事費25億7600万円と25〜26年度債務負担行為限度額39億2538万円、水島地区公共施設再編整備基本計画策定支援業務委託費1494万円と25年度債務負担行為限度額3486万円。
児島地区公共施設再編整備に向けた事業者選定など支援業務委託費3355万円、中山公園野球場整備関連で設計委託費1560万円、本部棟解体工事費9300万円と25年度債務負担行為限度額7480万円、倉敷運動公園テニスコート人工芝改修工事費6000万円を充てる。
浸水対策事業で、福田呼松第1排水機場改修事業に3000万円と25年度債務負担行為限度額2100万円、南畝板敷第1排水機場改修事業に2億1200万円と25年度債務負担行為限度額3億1800万円、大西排水機場除塵機更新工事費1億0800万円などを盛り込んだ。
また、橋梁などの道路ストック長寿命化で、茶屋藤戸橋(倉敷地区)他1199橋の点検委託費1億5000万円、下二万陶線4号橋(玉島地区)、老松小北歩道橋(倉敷地区)他2橋の測量設計委託費1800万円、橋梁など長寿命化修繕計画策定委託費700万円、高城橋(児島地区)他25橋と古城池トンネルの補修工事費2億4000万円を計上。
国指定史跡楯築遺跡の保存整備に向けた給水塔の撤去工事として25年度債務負担行為限度額8000万円を設定している。
「
提供:建通新聞社」