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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/02/13

【群馬】邑楽町の橋本町長インタビュー


2023年12月3日に任期満了に伴う町長選挙により、初当選となった橋本町長。高島・中野・長柄地区の拠点整備への投資を進めるほか、福祉センター再整備や総合体育館の建て替えについても注力していく。座右の銘には「和義(やわらぎ)」を掲げ、他者を認め、手を取り合って前へ進めることをモットーにしている。邑楽町を前に進めるために、今後の具体的な施策の方向性などについて話を聞いた。
−まず、優先的に注力していく事業
橋本 優先的に進めていきたいと考えるのが、高島地区を対象とした土地利用の規制緩和。都市計画法上の地区計画を新たに策定し、調査委託費などを2024年度当初予算案にも盛り込み、人口減少食い止めに向けて積極的に取り組んでいきたい。その中で老朽化した福祉センターを地区の中心拠点として建て替えも視野に入れながら取り組みたい。既存の温泉資源を活用し、多世代が集える場所を目指していく。民間企業との連携も必要となってくると考えており、PFIの導入における可能性も入れながら進めていきたいと思う。
−社会インフラ整備について
橋本 利根川新橋へつながる広域南北軸の道路整備を千代田町、足利市と連携して進めていきたい。道路整備により、新たな土地利用の可能性を拡大し、企業誘致や農業の成長も促すことで町の好循環を図っていきたいとしている。好循環となることで、他の施策においても拡充することができると思っている。
−各地区の拠点整備について
橋本 中野地区においては東武鉄道本中野駅へのエレベーター設置やユニバーサルデザイン化を行い、南口も新設した再整備も目指す。鉄道会社と方向性を定め、補助金も活用しながら効果的に進めていきたい。長柄地区は防災拠点ともなるため、総合体育館の建て替えに向けて具体的に動いていく。
−シンボルタワーについて
橋本 老朽化から雨漏りなどの問題が生じ、活用方法についても課題がある。トライアルサウンディングを実施中であるが、今後、方向性を出していきたい。現段階では◇修繕を継続し、現状維持◇大規模改修で規模などを変更◇取り壊す−の3案となりそうだが、今後、慎重に進めていきたい。
−地元建設業へのコメント
橋本 業界に対しては地域のインフラを支えていただいているほか、有事の際の対応など感謝の気持ちを持っている。限界工事量を確保し、次につながる産業にしていきたいと思っている。