土地・建物等を含む 総投資額40億 来年着工予定 鉄骨造1・4万平方b 諫早市は、小栗地区の南諫早産業団地(分譲面積約20万平方b)に、潟Jステラ本家mサ屋の新工場立地が決まったことを明らかにした。2025年に着工を予定しており、26年以降の完成を目指す。土地、建物、機械設備を含む総投資額に関しては、現時点で約40億円程度と試算した。
立地場所は南諫早産業団地(諫早市栗面町541番57)の1ノ2号地で、取得面積約3万3000平方b。鉄骨造で、建物面積は約1万4000平方bとなる見込みだ。建設新聞社の取材に対し、同社は進出理由について、南諫早産業団地が交通アクセスに優れている点を挙げた。
同社によると、現在は事業計画の詳細を決めている段階。今後、設計業務に入る。現時点では2025年に建設工事に着手予定、26年以降の完成を目標としている。土地のほか、建物、機械設備を含む総投資額については約40億円程度を見込む。
mサ屋は今年、創業 400年を迎えた。この記念の年に、諫早市の南諫早産業団地に土地を取得。新たな工場の設立と流通改革を行う。今回の新工場建設プロジェクトは将来に向けて進化するmサ屋の決意を示している。
同社によると、新工場設立は、現在使用している施設からの刷新を意味し、従業員の働きやすさと生産性の向上が目的。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)も積極的に推進。製造から製品出荷までの工程を効率化、集約することにより流通プロセスの改革を進める。新工場では約400人(うち新規雇用50人)を雇用する見込みだ。
小栗地区の南諫早産業団地は、21年6月から分譲開始。西日本オートメーション梶A京セラ鰍ノ続き、今回のmサ屋の立地で、分譲部分の約99%の分譲先が決定した。
mサ屋の進出について諫早市の大久保潔重市長は「創業から400年にわたり日本のカステラの歴史を築かれ、全国的な知名度を誇る長崎県を代表する優良企業に新工場を建設していただきますことを心から感謝申し上げます。市におきましては雇用拡大と地域の活性化に期待するとともに、県や関係機関と連携し、円滑な操業開始並びに今後の事業展開をできる限り支援してまいります」とコメントした。