全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　香川県は、東かがわ市入野山にある湊川の五名ダム再開発に向けた止水計画詳細検討業務に着手した。再開発ダムサイトの右岸部に透水性が非常に高い地層が深くまで存在し、基礎処理工が大規模になるため、水理地質構造検討結果などを基に三次元浸透流解析を行い、止水ラインと改良範囲を設定する。２０３８年度の事業完了予定に向けて、用地測量、用地買収や国道３７７号の付け替え道路工事などを経て本体工事へとつなげる。業務の面では、水理模型実験や本体の実施設計などを今後行う予定。
　五名ダム再開発は、洪水対策と渇水対策を目的に、現在のダムの下流約７００�bの位置に新しく建設する。ダムの形式は重力式コンクリートダムで、高さは52・８�bとする計画。既存ダムの総貯水量61万立方�bを再開発で５７０・４万立方�bに増やす。渇水対策容量は１・４万立方�bを確保する。
　業務はニュージェック四国支店（高松市）が３月22日までにまとめる。

提供：建通新聞社