県土整備部は、昨年8月の入札で不調に終わっていた湖山水門修繕工事(鳥取市賀露町)について、工事内容や予算を組み直して新年度早々に発注する。現在、地元漁協と調整を進めている。
1963年(昭和38年)に設置され、古くなった水門を改築する。鉄製の扉体(10b)2体を工場製作し、河川内を締め切ったうえで据え付ける。
昨年8月末の入札では1JVが応札したものの、予定価格オーバーで不調となっていた。
再発注にあたっては、最新の材料単価に見直し。予算は2023〜25年に設定していた債務負担行為を24〜26年に組み替えるため、「2月議会」に補正要求する。
同部河川課は「仮設締め切りのやり方で漁協から理解を得たい」と説明。年度内に了承を取り付けた後、新年度早々の工事公告を目指す。工事費は4億円規模。
前回の発注では県外の鋼構造物メーカーと地元土木一般A級による2社JVを条件としていた。
日刊建設工業新聞