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　徳島県は、宅地造成等工事規制区域と特定盛土等規制区域の指定に向け、規制区域図案作成に向けた業務を３月から開始する予定。区域図案を作成後、２０２４年度下期に市町村からの意見聴取を行い、調整を経て規制区域案を確定させる。
　本年度に委託した基礎調査業務などで区域設定の方針や、県が定める基準の検討内容がほぼ固まったことから、規制区域図案の作成に入る。静岡県熱海市の土石流災害後に施行された、宅地造成および特定盛土等規制法（盛土規制法）に沿って、早期の運用を目指す。
　宅地造成等工事規制区域案の設定では、既存区域や土地利用状況を踏まえた該当区域、隣接・近接する土地の区域を抽出する。その上で災害の可能性や地形的条件から境界を設定する。特定盛土等規制区域案の設定では、盛土等に伴う災害で生命や身体に危害を生ずる恐れの特に高い区域を抽出する。その上で災害の可能性や地形的条件から境界を設定し、地区ごとに検討を加え（補正）、宅地造成等工事規制区域除外による特定盛土等規制区域案を設定する。

提供：建通新聞社