香川県は、老朽化が進み耐震性も不足している本庁舎北館を建て替える。2024年度の早い段階で基本計画を委託する。同庁舎はコンクリートの中性化が進んでおり、またエレベーターがない、階段の段差が高いなどバリアフリーの面でも課題がある。地下部分に県庁の地下駐車場が隣接し、地下部分はある程度残したまま埋め戻す必要があり、新しい建物の基礎工事などに影響が出ることから跡地には簡易な建物を建設する。
本庁舎北館は鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ6851平方b。1966年2月28日に完成した当時は3階建てで、後に4階建てに増築された。
現在の北館には会議室や倉庫、書庫、売店などがあり、これらの機能はある程度残す必要があるため、県庁本館や東館への機能移転や高松市番町の県庁近くにある、看護専門学校跡地への新施設建設、解体後の跡地への建物新築などでまかなう。基本設計や詳細設計、工事など整備のスケジュールや解体の手法、解体時の動線確保も含めて、詳しくは基本設計で練る。
看護専門学校跡地は、高松市番町の県庁付近にある中央病院跡地の北側付近の敷地面積約1000平方bの土地。現在は駐車場などに使っている。
提供:建通新聞社