日本工業経済新聞社(群馬)
2024/02/08
【群馬】沼田市 2024年度当初予算明らかに
沼田市(星野稔市長)は8日、2024年度当初予算案を明らかにした。1日に事業化が決定した沼田横塚産業団地の発掘調査事業に4億4739万6000円を充てた。また継続して進めている中央市街地の土地区画整理事業に1億1585万4000円を計上。このほか、コミュニティセンターへの支所機能統合に向け白沢地区コミュニティセンターの施設修繕費に5166万円を計上した。
会見で星野市長は「課題解決と未来への投資〜活力ある沼田の創造」をキーフレーズとし、インフラ整備や防災事業の重要性を述べた。
一般会計予算は対前年度比0・5%増の221億5700万円となった。普通建設事業費は旧久米邸洋館保存整備事業が完了し、都市計画道路3・3・1環状線事業の用地買収の見通しがついたことにより同34・4%減の4億9210万円とした。構成比は2・2%。
沼田横塚産業団地は、事業化がこのほど決定。24年度は引き続き発掘調査を進める。近く県との協定を結んだうえで用地買収を進め、25年度には造成工事に入る見通しとなっている。
白沢地区コミュニティセンターの施設修繕は、庁舎正面玄関の自動扉化工事と冷暖房設備の改修工事を予定している。また、長寿命化として利南地区コミュニティセンターの改修へ実施設計委託料529万円を計上した。
都市公園整備事業では、硯田地内にある運動公園の管理棟の改築を行う。既存管理棟はS造2階建て、延べ床面積312u。改築後はW造平屋とし、面積も4分の1ほどに規模を縮小する計画としている。
継続して進めている中心市街地の土地区画整理事業では、ホテルベラヴィータ(材木町178−1)西側で電線共同溝工事を予定。また、中町地内に位置する須賀神社東側の延長150m区間で道路拡幅工事も計画している。
このほか建設関連では、下久屋町の浄水場移設に伴う管の修繕費なども含めた改築更新事業費2億6003万7000円、図書館施設整備事業の実施設計委託料361万円を計上している。