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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/02/07

【群馬】県自然環境課 大沼(おの)キャンピングフィールド 近く3件公告


県自然環境課は県立赤城公園の活性化事業で基本構想に位置付けた拠点施設整備のうち、大沼(おの)キャンピングフィールドについて、土工事2件とサニタリー棟などの建築工事1件の合わせて3件をそれぞれ近く条件付き一般競争入札で公告する。入札には簡易型総合評価落札方式を採用。工期は全て2024年12月となる。
県立赤城公園は約1290haの敷地内にキャンプ場やビジターセンター、トイレなどが立地されている。これらの施設を維持管理するためのマンパワーや財源を確保するとともに、自立性のある持続可能な公園の管理・運営を実現するため、民間事業者との連携により赤城公園が持つポテンシャルを活用した各種取り組みを行う。
今回発注するのは、大沼キャンピングフィールド整備のうち、土工事および建築工事となる。成瀬・猪熊建築設計事務所(東京都杉並区)が設計を担当しており、現在、詳細な内容について最終的な調整を進めている段階となる。
土工事は園路、側溝、給排水施設整備などをメインに実施。発注は、その1とその2に分け、1抜け方式とする見込み。
建築工事はサニタリー棟3棟と管理棟1棟の建設が対象。サニタリー棟はトイレと炊事場を全てに配置し、そのうち1棟にはシャワー設備を整備する。
基本構想によると大沼キャンピングフィールドは、大沼湖畔の自然環境を満喫でき、現在の遊休地を有効活用する。キャンプ場には余裕のある区画規模で約100サイトを配置する。運営は民営有料とし、管理人が常駐する形式を予定している。付随して、宿泊受付やアウトドア用品、食料品などを提供する管理棟1棟を配置。炊事場、トイレなどを備えるサニタリー棟を3棟整備する。また、電源とWi−Fiが利用できるサイトも計画している。
なお、県立赤城公園の活性化に向けた基本構想策定業務は、スノーピーク地方創生コンサルティング(新潟県三条市)が受託した。