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滋賀産業新聞
2024/02/08

【滋賀】滋賀県の2024年度当初予算案

 滋賀県は7日、「ともに生きる、未来につなぐ、みんなでつくる健康滋賀」の実現を目指す24年度当初予算案を発表した。
 予算額は、一般会計が6145億円で前年度比437億5000万円減、特別会計は2351億1600万円で111億5000万円減、企業会計が1509億6100万円で8億0900万円増の総額1兆0005億7700万円となった。
 概要を見ると、一般会計の総額は前年度から減少。通常分は、子どもの医療費助成の高校生世代への拡充や国スポ・障スポ大会や2025年大阪・関西万博に向けた取り組みの推進、施設整備の進捗により増額となった。
 歳出の目的別増減の主な状況は、琵琶湖環境費が173億円(前年度171億円、1・1%増)、土木交通費が627億円(同599億円、4・7%増)、警察費が329億円(同317億円、3・7%増)、教育費が1330億円(同1294億円、2・7%増)。また投資的経費は前年度比14・4%増の920億2700万円。内訳は普通建設事業費補助が339億円(同350億円、3・2%減)、普通建設事業費単独が467億円(同348億円、34・2%増)などとなっている。

 各部局の主なものは次の通り。

 【総合企画部】
 県立高等専門学校施設整備事業費4億4119万円。PFI事業を推進するとともに、事業用地の造成等を実施する。

 【総務部】
 医療福祉拠点整備事業費2億4705万円。県庁周辺県有地を活用して拠点整備を行う。

 【文化スポーツ部】
 びわ湖ホール施設整備費15億9273万円。特定天井及び老朽化した施設・設備の改修及び、来館者が安全かつ快適に利用できるように整備・改修を行う。

 【琵琶湖環境部】
 早崎内湖再生事業費5307万円。北区は調査を、南区は詳細設計等を実施していく。

 【健康医療福祉部】
 近江学園事務費41億3198万円。老朽化に対応するために、PFI事業により建替え実施する。

 【商工観光労働部】
 庁舎整備費2502万円。予防保全工事等の実施。

 【農政水産部】
 獣害総合対策推進事業費7531万円。市町が行う施設整備など、総合的な対策の推進。

 【土木交通部】
 建設産業魅力アップ事業費1046万円。若年者や女性入職者の拡大を図るために、官民一体となって業界の魅力を発信する。

 【警察本部】
 交番・駐在所の新築整備費1億3743万円。老朽化が著しい2施設を新築整備する。

 【教育委員会】
 長寿命化等推進事業費7億5821万円。施設の長寿命化や老朽化対策を実施する。

 【企業庁】
 災害や事故に強い施設づくりとして危機管理対策費14億0394万円。

 【病院庁】
 病棟改修整備工事など。

提供:滋賀産業新聞