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日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/02/07

【埼玉】吉川市、吉川美南駅東口の「商業・業務ゾーン」優先交渉権者を選定

 吉川市は、吉川美南駅東口の駅前広場北側に位置する「商業・業務ゾーン事業」の優先交渉権者を選定した。敷地全体のうち「画地1」(面積1万3153u)は、総合病院への活用を提案した大和ハウス工業(共同申込者・医療法人社団葵会)に選定。「画地2」(同3万832u)の優先交渉権者は、ホームセンターとしての活用を計画するカインズ(共同申込者・カインズリアルエステート)とした。
 吉川美南駅東口は「産業」「住宅」「調整池」「公園」など複数のゾーンに分割して再整備を推進中。そのうち、同駅東口駅前広場の周辺に当たる「商業・業務ゾーン」は、市の新たな玄関口として賑わいのある空間を創出する方針だ。
 2023年8月からプロポーザルによる「第2回商業・業務ゾーン」事業者の選定を開始しており、今回の優先交渉権者決定を経て、順調に進めば月内にも基本協定を締結する予定となる。
 同ゾーンのうち、売却によって譲渡する「画地1」では、大和ハウス工業・葵会が総合病院への活用を提案。病院整備は市民要望が高く、同者が地域の医療機関との共存・共栄の考えを持っていることから、優先交渉権者へ選定した。
 売却と賃貸(事業用定期借地権設定契約)を組み合わせる「画地2」では、事業者のこれまでの実績を受けた具体的な地域貢献策の提案があり、市全体への波及効果が期待できることなどを理由にカインズ・カインズリアルエステートを優先交渉権者とした。また、第2順位の優先交渉権者に大和ハウス工業・葵会を選定している。