県中小企業団体中央会や県商工会連合会などの4団体が建設を計画している「仮称・県中小企業会館」の一般競争入札(事後審査型)が5日に行われ、三和建設が落札候補者となったことが分かった。落札金額(税抜き)は9億4750万円。今後、所定の審査を経て正式決定する。参加業者はJV2、単独4の県内6者。次点は前田組だった。
建築主は、県中小企業団体中央会、県商工会連合会、県火災共済協同組合、県経済事業協同組合の4団体。工事は建築、電気・機械設備、昇降機、外構まで含めた一括発注とし、入札の関係業務(事務局)は県建築設計監理事業協同組合(川口利昭理事長)に委託した。
新会館の建設場所は、鹿児島市城山町1−7の県環境保健センター城山庁舎跡地。建物の計画規模はS造5階建3164u(ほか自転車置き場・キュービクル置き場等117u)で、基本・実施設計は設計監理協組合員の武田建築事務所が担当した。
入札は、県内に主たる事務所を有する単独企業または2〜3社構成のJVによる参加を求めて公告。主な要件(JVの場合は代表者)に、▽県内で単独の元請けによるS造1000u以上の施工実績▽県の建築A級かつ総合評定値(P点)920点以上−などを盛り込み、JVであれば代表者以外の構成員は県の建築AまたはB級の者とした。
申し込みは2023年12月21日〜24年1月11日の期間で受け付け、県内6者(JV2、単独4)が参加を表明。入札は2月5日に行われ、落札候補者が決まった。
工期は25年3月を見込んでいる。
入札の参加業者は次の通り。
南生建設・中央建設JV 宇都組・曽山建設JV 前田組 渡辺組 新生組 三和建設