平井伸治知事は1日の定例会見で、大詰めを迎えた予算編成作業に触れ、24年度当初予算の規模が3600億円程度となる見通しを示した。知事選があったため、骨格編成となった前年度当初(3350億円)に比べて8%増。
予算規模について平井知事は、現段階で不確定としつつ、人件費や物価高騰があり、厳しい台所事情を説明した。
公共事業費536億円は2010年度以来の高水準になった。災害公共47億円を積み上げたことが要因。引き続き、昨年8月の台風7号被害からの復旧・復興につなげる。
また、平井知事は地域高規格道路整備について、北条湯原道路・倉吉西―倉吉南IC間の新年度末の供用開始に必要な予算を計上したと説明。同時期にオープンする県立美術館に間に合わせる意向を示した。
県土整備部によると、北条湯原道路を含む地域高規格道路には、北条JCTや江府道路など37億9000万円を当初予算案に盛り込む。
日刊建設工業新聞