横浜市建築局は、市営野庭住宅J街区と同I街区、洋光台住宅C街区の一部建て替えで、PPP/PFIの導入を検討していることを明らかにした。規模が異なる3カ所を対象とする。導入を決定した場合、野庭の2街区はそれぞれ2024年度に、洋光台は25年度に事業者を公募する考えだ。
事業としては、施設整備と住民の仮移転支援の実施を想定。野庭住宅J街区では余剰地活用も含める。
野庭J街区は大規模な建て替えのモデルとすることを想定。鉄筋コンクリート造5階建ての12棟(総戸数380戸)を集約して、総戸数370戸となるように建て替える。従来方式では、約103億円の総事業費が掛かると試算した。
野庭住宅I街区は中規模のモデル。鉄筋コンクリート造5階建ての3棟(総戸数130戸)を、現在と同規模の戸数を維持して建て替える。従来方式の総事業費は約37億円。
洋光台住宅C街区は小規模のモデルとする。6棟あるうち、敷地北側に立つ鉄筋コンクリート造5階建ての2棟(総戸数70戸)を、総戸数約90戸となるよう建て替える。新住棟は木造とする可能性もある。総事業費は約22億円。
野庭住宅の所在地は港南区野庭町、洋光台住宅の所在地は磯子区陽光台5。
提供:建通新聞社