第41回福井市都市計画審議会が1日、福井市企業局庁舎で開かれ=写真、菅谷ポンプ場の新設などを盛り込んだ福井都市計画下水道(福井市公共下水道)の変更議案を審議の結果、了承し、異議のない旨を答申することを決めた。
計画によると照手、水越両ポンプ場を統合し、菅谷町3字に菅谷ポンプ場(敷地面積約1万8570平方メートル)を新設。あわせて、大瀬町5字を起点、菅谷町3字を終点とする放流渠を整備する。
菅谷ポンプ場の能力は、汚水は現状から変更なく、21立方メートル/分(7立方メートル/分×3台)。一方、雨水は大幅に増強し、1585立方メートル/分(317立方メートル/分×5台)。雨水能力は市内の合流区域内で最大となる。
菅谷に配置する理由は、(1)住民移転が不要(2)まとまった用地の確保(3)排水区域の地形勾配(4)足羽川水位上昇の軽減―と説明。委員から新ポンプ場へのアクセスについて問われると、進入道路を建設して対応すると答えた。