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建設新聞社
2024/02/01

東北・福島】F−REIの基本設計近く公告

 浪江町に設ける福島国際研究教育機構(F−REI)の施設について、設計業務は復興庁からの支出委任により東北地方整備局が発注する。
 きょう(1日)付で発注見通しに「福島国際研究教育機構施設(24)設計業務」を追加。公募型プロポーザル方式で月内にも公告し、2024年度第1四半期の特定と契約を目指す。
 業務範囲は建屋の基本・実施設計で、造成など基盤整備に関する部分は除く。履行期限は約33カ月(26年度末ごろまで)。
 “創造的復興の中核拠点”となるF―REIは、JR常磐線・浪江駅の西口となる浪江町川添地内の敷地約16・9fに整備する(図参照)。
 復興庁がまとめた基本計画によると、敷地東側を連携・交流ゾーンとし、本部施設(約8600平方b)、本部機能支援施設(約7500平方b)、図書・情報施設(約4700平方b)、講堂・ホール施設(約5200平方b)を配置する。
 敷地北側は研究支援ゾーンで短期宿泊施設(約7800平方b)を置く。敷地中央は研究施設ゾーン1で、研究実験施設(約4万300平方b)をレイアウト。これらのほか中央監視施設などを設ける約6600平方bを含めた計約8万3900平方bが今回の設計対象面積となる。
 また、敷地南西側に研究施設ゾーン2として固有実験施設を配置するが、今回の設計範囲からは除外している。
 建屋の構造や階数などは今後に詰める。復興庁が発注した基本計画業務はパシフィックコンサルタンツが担当した。

 提供:建設新聞社