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建設新聞社
2024/02/01

【東北・岩手】聖徳ビル企画が北上駅西側にホテルの新築

 聖徳ビル企画(東京都大田区東嶺町7の25 黒田麻衣子代表取締役)は、JR北上駅西側に当たる岩手県北上市青柳町1丁目地内に県内5棟目となるホテル「北上駅前ビル」(仮称)を建設する。1月31日には現地で地鎮祭が行われた。施工は東横イン電建とサイト工業(仙台市若林区)が担当。積雪対策として整備する自走式立体駐車場はセイワパークが施工する。
 北上市の工業団地に自動車や半導体関連などの大規模工場の建設が進んでおり、今後もさらなる関連工場の立地が見込まれることから建設を計画。北上駅東口の「東横INN北上駅新幹線口」とともに、宿泊需要に対応する。
 建設場所は北上市青柳町1丁目地内の敷地2057・26平方b。施設はRC造14階建て、延べ4989・96平方bとし、1階はピロティ、2階がフロントなど、3〜14階が客室。客室数は225室となる。駐車場は自走式立体駐車場と平面を合わせ98台分を設ける。
 これまで設備に灯油ボイラーを利用してきたが、脱炭素および省エネの観点から、国内で高松市に次ぎ2件目となるヒートポンプ式給湯器を導入する。
 設計は東横イン電建が担当。オープンは2025年12月を予定している。
 地鎮祭には関係者24人が出席。東横イン電建の竹村秀夫設計士が鎌入れ、聖徳ビル企画の共同代表となる西田麗菜代表取締役、東横インの粕谷勇一管理本部財務部担当部長が鍬入れ、サイト工業の齋藤法幸代表取締役、セイワパークの二本木弘幸取締役建築事業部事業部長が鋤入れを行い、関係者が玉串を捧げ工事の安全を祈願した。
 西田代表は「著しい発展をしている北上に拠点を置くことを強く願っていた。施工者には絶大なる信頼を置いている。22カ月の間、ご尽力をお願いしたい」とあいさつ。東横イン電建の小林和弘代表取締役社長は「使い勝手が良く、品質の高いものを提供したい」と述べ、サイト工業の遠山真司現場担当所長は「関係者が多く入る現場。打ち合わせを密にし、安全に無事故でお渡ししたい」と語った。

 提供:建設新聞社