トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

鹿児島建設新聞
2024/02/01

【鹿児島】曽於市 末吉小改築へ設計プロポ/来月12日まで参加受付け 協力事務所も指定可/事業費31億 床面積約6000u

 曽於市は1月31日、改築を計画している末吉小学校の基本・実施設計業務に関する公募型プロポーザルの実施要領を公告した。県内外は問わず、同市の指名競争入札参加資格(建築関係建設コンサルタント)を有する1級建築士事務所が参加可。所定の要件を満たす単体事務所での応募、または協力事務所(意匠、構造、設備等事務所など)を指定した応募もできる。参加申出書の提出期限は3月12日。概算事業費31億3109万円、新校舎の床面積は約6000uを見込む。
 場所は末吉町上町7丁目1−1(敷地3万1360u)。既存校舎の耐力度不足や躯体・設備の経年劣化等を受け、現地で建て替える。
 基本計画によると、新校舎は現在のグラウンド部分(敷地南西側)に配置し、約6000uの床面積を想定。住宅地などの周辺環境に配慮し、階数を極力抑えた計画とする。新たなグラウンドには、200mトラックやナイター照明設備、遊具等を設け、屋内運動場とプールは建設年度が新しいため継続して活用する。
 今回のプロポは、設計事務所の所在地要件を設けず、同市の入札参加資格(建築関係建設コンサルタント)を有する1級建築士事務所であれば参加可。単体での応募、または協力事務所(意匠、構造、設備等事務所、各種専門領域におけるコンサルタント等)を指定した応募も可能で、応募者には所定の実績等を有する技術者による「設計チーム」の構成を求める。
 参加申出書は3月12日まで受け付け、同27日に現地説明会を実施。提案書等は6月14日までに提出し、7月5日の1次審査(書類審査)で5社程度を選定したあと、同22日の2次審査(プレゼンテーション・ヒアリング)を経て最優秀提案者を決定する。
 概算事業費(31億3109万2000円)の内訳は、工事費(本体、解体、外構等)28億6294万3000円=表参照=、委託料(用地測量、設計、工事監理等)2億2568万円−など。
 基本・実施設計の予定期間は8月〜2025年6月。並行して造成測量設計(8月〜25年3月)や地質調査(10〜12月)も進め、25年4〜9月に造成工事を行う計画だ。建設工事は25年9月〜27年3月で予定し、移転・準備期間を経て27年8月の供用開始を目指す。
 供用後、既存校舎の解体(27年9月〜28年1月)や外構工事(28年3〜6月)も進めていく方針だ。


鹿児島建設新聞space鹿児島建設新聞FACEBOOK