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　自由民主党富山県議会議員会（鹿熊正一会長）は１月３１日、県庁で新田八朗知事ら執行部に対する２０２４年度県予算の折衝を行った。
　折衝を前に鹿熊会長は能登半島地震について触れ、「インフラ、生活、産業の再建にしっかり取り組んでほしい。マンパワー、被災者への精神的ケア、復旧・復興への展望、地域防災計画の見直しが必要」と指摘した上で、「今回の折衝では、要望項目の対応、主要県単独事業が焦点。こどもまんなか共生社会、ウェルビーイングを政策に落とし込み、県民に希望と安心を与える予算にしてほしい」と述べた。
　新田知事は、「災害対策本部を復旧・復興本部に切り替えた。生活再建、事業者の支援、公共インフラ復旧を進めていく」と説明。予算編成にあたり、「未来に向けた人づくり、新しい社会経済システムの構築を２本の柱とし、８つの重点政策、８８の具体策をさらに充実させていく。ウェルビーイング指標を活用した施策パッケージにも取り組んでおり、よりバランスの取れた予算とする」との考えを示した。