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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/01/31

【群馬】県館林土木事務所は東小泉工区の共同溝


県館林土木事務所は2023年度の補正対応として、県道綿貫篠塚線(県道142号)東小泉工区の電線共同溝布設整備による無電柱化を推進するため、2月中に工種を土木一式工事とした一般競争入札での公告を予定している。今回の工事は大泉町地内の東武鉄道東小泉駅入口交差点部の約100mを着手する。工期はフレックス工期を採用し、24年3月から25年3月までを見込んでいる。
工事内容は電力管、共用FA管、ボディ管等を歩道下へ敷設し、特殊部5カ所を設置するもの。全体事業区間は主要地方道足利千代田線との横町交差点から東へ進んだ東小泉駅入口交差点までの約900m。県土整備プランでは25年度の事業完了を目指すと定めている。
18年度に事業着手し、20年度までに植栽撤去、南側での水道管を移設。21年度に南側で本体工事を開始し、23年度までに東小泉駅入口交差点周辺部を除き南側区間の約900mの区間を整備している。22年度については2件の工事を発注。11月および補正対応で2月に公告を行い、ともに本田建設(大泉町)が施工を手掛けている。
現況幅員は全幅15m。幅員構成は車道部6・5m、路肩1・25m×2、両側に整備されているマウントアップ型歩道部は幅員2m、植栽帯1mとなっている。なお、交差点部は右折レーンを含む車道部が8m、路肩1m。この区間の電線共同溝は、φ100oの高圧と低圧の電力管とφ150oの通信管、メンテナンス管および地上機器22基で構成される。共同溝および歩道の詳細設計はコイデ(前橋市)が担当した。
同路線は、県の第二次緊急輸送道路で、高崎市と邑楽町を結ぶ幹線道路となる。電柱倒壊による道路閉塞を防ぐために、電線共同溝による無電柱化を計画。整備により、歩行者や自転車の安全な通行空間が確保されるとともに、災害時の安全な通行を確保する。これまでに東武小泉線西小泉駅前の上小泉歩道橋から東、横町交差点までの約900mの区間の無電柱化が完成している。