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　福井県鉄筋協同組合（北川貞純理事長）の第５３回通常総会は２７日開かれ、任期満了に伴う役員改選で北川理事長を７期目再任した。
　会場は、芦原温泉みのや泰平閣で開催された。
　北川理事長（５９）が冒頭挨拶。ことし元日発生の能登半島地震による犠牲者に心からの哀悼と、被災者みな様にお見舞いを表した。
　その上で「昨年は、コロナも５類へ。少しずつ正常な生活が戻りつつある。建設業は堅調ながら、資機材の高止まりや人手不足、人件費の高騰など依然厳しい。いよいよ労働時間の上限規制が適用される（残り２カ月）。働き方改革を推し進め、若者から選ばれ、明るい未来をつくる絶好のチャンスとも言える。担い手の確保へ、完全週休２日制を。官民とわず、すべての発注者の理解を得る必要がある。労働時間の減少に伴う給与の差額確保へ。元請各社に、粘り強い交渉を続け、職人の処遇改善、企業の内情を訴えていく。未来に向けた仕事の楽しさ、魅力をどう発信していくか。とても大切」と、一層の団結力の発揮を呼びかけた。
　議案審議は、２０２３年度の事業報告・収支決算報告、２４年度の事業計画・収支予算案などを慎重審議し、原案通りすべて了承した。事業計画では共同販売事業（２３年度はスペーサー利用高１１６万個、結束線４５トン、タイワイヤ１１１５ケース）、共同積算事業、共同受注事業、共同検査事業、人材養成事業、共同労務事業、情報提供事業、福利厚生事業を行う。
　なお、事業報告も行われ、経営委員会、情報委員会（共同購買事業）、技能委員会、青年部活動報告、２４年度以降の働き方改革の取り組みについて話された。

役員の方々（敬称略）
■理事長
北川貞純　北成
■副理事長
城野誠二　大丸機工
■専務理事
森永修康　森永鉄筋
■理事
坂口昇　坂口鉄筋
中山政幸　中山工業
大久保伸治　大鉄工業
大平道博　大平鉄筋
中村昌郎　ダイシン
伊藤剛　伊藤鉄筋
■監事
田中健太郎　滝波工業
杉田一人　杉田鉄筋工業