白井市は29日、2023年度第1回都市計画審議会を市役所東庁舎3階会議室302〜304で開催し、復業務施設地区地区計画の素案を議題に挙げた。復業務施設地区では、日本GLPによる総建築面積5万8174・95u、総延べ床面積20万9810uのデータセンターや地域貢献施設などを建設する「GLP白井富ヶ谷データセンター(DC)プロジェクト」がある。今後は、24年度の地区計画決定を経て、12月に造成工事に着手し、25〜28年度の3か年で建設工事を実施する運び。
日本GLPによる計画地は、復字南辺田531―1ほかの敷地面積13万951・51u。「富ヶ谷地区まちづくり協議会」の活動区域の一部を内包している。北側に市道00―129号線が接している。
建築物のほか、幅員12m・延長約380mと幅員9m・延長約140mの道路を新設する。
20年6月に改定した都市計画マスタープランでは、インターチェンジ(IC)周辺検討地区として「ICを活用した民間活力による多様な産業の受け皿づくりを進め、地域の振興に寄与する施設の立地を誘導する」との方針を掲げた。
「富ヶ谷地区まちづくり協議会」は、20年8月の設立後、同年12月に市の支援を受けて土地活用に関するサウンディング型市場調査を実施。21年6月には、パートナー企業として日本GLPを選定した。
住民説明会などで寄せられた意見を踏まえ、建物の高さ、住宅地境界との離隔確保、住宅地側を通過しない道路計画、防音対策などに配慮することとした。
開発設計は、グローバルデザイン一級建築士事務所が担当した。
各施設の概要は次の通り。
▽DC1=3階、建築面積1万137・43u、延べ床面積3万7800u、最高高さ27m、敷地面積1万9012・65u、駐車可能台数56台、雨水貯留槽4571m3
▽DC2=5階、建築面積1万8624u、延べ床面積7万1450u、最高高さ39m、敷地面積3万5957・14u、駐車可能台数74台、雨水貯留槽8642m3
▽DC3=4階、建築面積1万325・76u、延べ床面積3万9720u、最高高さ33m、敷地面積1万9971・08u、駐車可能台数31台、雨水貯留槽5214m3
▽DC4=4階、建築面積1万8687・76u、延べ床面積6万440u、最高高さ33m、敷地面積4万4・18u、駐車可能台数52台、雨水貯留槽1万546m3
▽変電所=敷地面積4792・26u
▽地域貢献施設=平屋、建築・床面積400u、高さ8m、敷地面積3165・4u、駐車可能台数50台
▽道路=敷地面積8048・8u