大津市企業局はこのほど、大津終末処理場(同市由美浜地内)の処理場再構築計画として、24年度から(第1期)仮設水処理施設建設工事に着手する。工事期間は3ヵ年で、DB(デザインビルド)+性能評価で、日本水道事業団(JS)が担当。
今後は、既設U系水処理施設増強工事も計画しており、24年度から設計、翌年度となる25年度からの2ヵ年で施工。27〜28年度から二段階目の工事も予定しており、その設計は、26年度に取り掛かっていく。
処理場再構築計画は、第0期から第6期まであり、第1汚泥処理棟撤去(第0期工事)から、U系水処理施設撤去(第6期工事)の事業期間は、約31年となる見込みで、概算事業費は約300億円を予定。
全体スケジュールについては、第0期工事(22年度)が第1汚泥処理棟を解体、第1期工事(23〜28年度)に解体跡地に仮設MBR施設を建設・既設U系水処理施設増強、第2期工事@(29〜32年度)は既設T系水処理施設を解体、第2期工事A(33〜37年度)が解体跡地に新最初沈殿池・新T系水処理施設・新2―1系水処理施設(躯体のみ)を建設。第3期工事(38〜40年度)については、新2―1系水処理施設を建設し、仮設MBR施設を解体、第4期工事(41〜45年度)は新2―2計水処理施設建設。第5期工事(46〜50年度)新3系水処理施設を建設、第6期工事(51〜52年度)で既設U系水処理施設を解体する。
同計画では、現状、処理場の用地が狭隘であるうえ、既存施設を運用しながら水処理施設の再構築を進める必要があるため、企業局内に「水処理施設再構築連絡協議会」を設置、対応している。
提供:滋賀産業新聞