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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/01/24

【群馬】道路改良工事など発注 近く一般競争公告

県安中土木事務所は西毛広域幹線道路安中富岡工区整備について、県道安中富岡線の道路改良工事を近く条件付き一般競争入札で公告する。2月下旬には(仮称)市道中宿水口線跨道橋のA1・A2橋台工事と(仮称)道前久保函渠工事をそれぞれ条件付き一般競争入札で公告する見通し。3工事ともにフレックス工期を採用。実工期は道路改良工事と橋台工事が約9カ月、函渠工事は約7カ月を見込んでいる。
同工区は、安中市安中地内の国道18号から富岡市上高尾地内の主要地方道前橋安中富岡線までを結ぶ全長6万3000m区間。うち、1600mを同事務所が担当する。
今回発注する道路改良工事は、特別養護老人ホームなゆた(安中市鷺宮389)の南東側で行う。工事概要は◇施工延長=220m◇路盤工=約1800u◇置き換え工=約1600立方m◇群馬県型管渠型側溝工(300o×300o)=約210m◇群馬県型落蓋式側溝工(300o×300o)=約100m◇群馬県型落蓋式側溝工(300o×400o)=約110m−となる。測量設計は高崎測量(高崎市)がまとめた。
安中地内に整備する中宿水口線跨道橋は、安中市道中宿水口線を跨ぐ橋長40m、全幅9・2mの単純コンポ橋。工場で製作する主桁の桁長は39・8mで3本架設する。主桁の桁高2・4m、上幅1・32m、下幅0・72mとなる。主桁全体の重量は約340t。約30tの鉄筋とコンクリート約140立方mにより製作する。上部工の架設工法は架設桁架設を想定している。
橋台2基は直接基礎で高さ10・5mの逆T式となる。北側に設置するA1は幅9・3mで、鉄筋約23tとコンクリート約340立方m使用し築造。整備に当たっては約180立方m掘削し、型枠を約400u設置する。A2は幅9・2mで、約14tの鉄筋と約260立方mのコンクリートで施工。掘削土量は約280立方mで、型枠は約340u設置する。設計は建設技術研究所(東京都中央区)が手掛けた。
道前久保函渠は安中市上間仁田地内に整備。現場打ちのボックスカルバートで、延長は16・6m、内空断面は幅4500o×高さ4900oの規模となる。鉄筋約17tとコンクリート約170立方m使用して築造する。掘削土量は約1200立方mで、型枠面積は約460uとなる。ボックス内を安中市道4709号線が通過し、上部を西毛広域幹線道路が通る。発注は分割せず、全ての工事を一括で行う。設計は高崎測量がまとめた。