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秋田建設工業新聞社
2024/01/24

【秋田】再エネ団地へのアクセス道路/1路線に選定後、6年度に詳細設計

 能代市商工労働課は、県が計画する再エネ工業団地候補地の能代西高等学校跡地(真壁地字上野193)に繋がるアクセス道路の概略設計がまとまったことから、候補路線を朴瀬落合線、真壁地上野線の2路線から1路線に絞り込む。庁内で選定に向けた検討を進め、6年度に詳細設計を委託する方針。事業費を当初予算に要望している。現道が狭いことから、アクセス道路として拡幅や線形改良を行う予定で、9年度の着工を目指す。

 能代西高等学校跡地は、県から再生可能エネルギーの活用を見据えた新たな産業団地として分譲する方針が示され、県が造成や団地内道路など、能代市が団地へのアクセス道路や団地内に供給する水道などを整備するとしている。県では今年度、建物の解体に向けた設計を汎・トクミツ設計JVに委託している。

 市が整備するアクセス道路の候補路線は朴瀬落合線と真壁地上野線の2路線となっており、今年度は1路線に選定するための概略設計を柴田工事調査に委託。
西高跡地には、朴瀬落合線が県道常盤峰浜線との交差点から西に1.9km、真壁地上野線が県道富根能代線(真壁地バイパス)との交差点から北に1.3kmでつながっているが、2路線とも幅員が狭く、トラックなどの大型車両の通行には支障があるとしている。

 このため概略設計では、現地踏査などをもとにアクセス道路として適切な道路線形や拡幅を検討。設計がまとまったことから庁内で1路線に選定し、6年度の詳細設計委託を目指す。

 アクセス道路の工事は9年度からを予定、10年度中の完成を目指す。また、団地内の水道は上水道または工業用水道を整備する予定で、今後、着工時期などを検討する。

提供:秋田建設工業新聞社