京都府は、府立大学の共同体育館について、検討状況を共有し意見を聴取する意見聴取会を開催した。
府立大学体育館を巡っては、老朽化や耐震性の問題があり、現在、授業での使用を停止し、グラウンド上に設置した仮設体育館を利用している状況。
建替にあたっては「府立の大学」として、学生利用を大前提とした上で、多機能・多目的に活用できる新しい大学体育館のあり方について、有識者をはじめ、多くの人から意見聴取を実施。
当初の府立大学下鴨キャンパス(京都市左京区)に加え、向日町競輪場(向日市)が整備候補地として浮上。府はスポーツ施設のあり方懇話会(座長・山本誠三京都府スポーツ協会副会長)で意見聴取を行うなどしている。
また共同体育館整備に係る意見聴取会議は、令和4年8月、11月、5年4月、12月の計4回開催した。
学生ワークショップでの意見に基づく配置イメージによると、現第2体育館を一部改修(2階部分に武道場(畳)2面)するとともに、その東側に現第1体育館の規模程度の共同体育館を新設する(可動観客席収納庫、器具庫を配置。2階は吹抜)。さらに南側にも増設(拡張)し、1階にトレーニング室、ボクシング室及び更衣室1〜4、2階部分に武道場(板張)2面と多目的室・更衣室を配置する内容。規模は2000人規模を想定。