秋田市上下水道局は23日、新屋地区で進めている雄物川左岸3号幹線の築造に関し、当初は今年度に延長220mを発注する予定だったが、延長368.37mで公告した。2月14日に開札する。予定価格は5億970万円、予定工期は7年3月21日。今回の工事が落札すれば、6年度中の事業完了を目指す。
計画は、県道寺内・新屋・雄和線にある館ノ丸大橋付近から西部工業団地方面に向かう既設水路周辺の浸水対策のうち、西部工業団地側の整備を行うもの。雄物川に通じる水路の両側にある新屋高美町、前野町、田尻沢などは大雨時に浸水するため、幹線管渠の築造を進めている。
3年度から事業に着手し、同年度は新屋高美町ほかの延長98.17m(2,100×2,100ボックスカルバート〔オープンシールド、立坑1カ所〕)、4年度には新屋前野町ほかの延長219.8m(同)を発注。
今回の工事では、新屋田尻沢ほかの延長368.37mにおいて、これまでと同様の幹線(2,100×2,100ボックスカルバート)を築造する。実施設計は遠藤設計事務所、土質調査は加賀伊ボーリングが行った。
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秋田建設工業新聞社