公立学校共済組合(東京都千代田区神田駿河台2ノ9ノ5)は、基本・実施設計と施工を一括で行うデザインビルド(DB)方式で事業者を選定する「公立学校共済組合新四国中核病院整備事業に係る総合評価一般競争入札」について、1月15日までに事業者から技術提案があったことを明らかにした。事業者数は非公表。1月29日までの入札書提出を受け、30日に開札し、2月16日のプレゼンテーションを経て3月4日に落札者を決定する予定。
両病院の老朽化と狭あい化、医療提供体制など情勢の変化に対応するため、診療を休止している三島医療センターを解体し跡地に統合病院を建設する。新病院は224床。構造は未定で、地上7階建て延べ床面積1万8400平方bを想定している。建設地は愛媛県四国中央市中之庄町1684ノ2の三島医療センターのある敷地約2万平方b。解体する三島医療センター(病棟と付属棟)は鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ1万0999平方b。
DBの手続きは昨年8月10日に公告され、その際、@建設企業(単体)と設計企業(単体)A特定JVと設計企業(単体)B建設企業(単体)と設計JVC特定JVと設計JVの四つの組み合わせ(各業務における資格要件を満たす企業同士)による参加を求めていた。基本計画と要求水準書の作成はプラスPM(大阪市北区)が担当。2028年6月の供用開始を目指している。
提供:建通新聞社