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建通新聞社
2024/01/22

【大阪】尼崎市 第1工場跡整備 タクマグループに 

 兵庫県尼崎市は、デザインビルド・オペレート(DBO)方式を採用する第1工場跡地整備・運営事業について、選定委員会で提案書を審査した結果、タクマグループを落札者に決定した。入札価格は725億円(税抜き)。
 グループはタクマが代表企業で、構成員は極東開発工業、クボタ環境エンジニアリング大阪支社、極東サービスエンジニアリング、タクマテクノス西日本支社の4社。建屋の設計・施工と既存施設を解体する協力企業に鴻池組神戸支店と柄谷工務店が参加している。
 今後は、3月上旬に特定目的会社を設立し、7月上旬に本契約を交わす。
 計画では、既存のし尿処理施設稼働継続工事を行い、大高洲町8番地にある第1工場第1、2機械炉、陸上処理施設、圧送施設、大高洲庁舎、整備工場棟を解体。跡地に処理能力が1日当たり447d以下の焼却施設、5時間当たり55dのリサイクル施設、1日当たり19`gのし尿処理施設、事務所棟、外構施設などを建設する。完成後、既存のし尿受け入れ施設、特高受電棟(第3工場敷地内)を取り壊す。
 余熱利用計画は、焼却施設で発電した電力を同施設で使用する他、近隣の清掃事務所へ供給し、余った電力は売電する。発電設備は抽気式復水タービンを採用。
 事業期間は、第1期工事が2027年9月ごろまで、第2期工事が31年3月まで、第3期工事が32年3月まで。運営期間は31年4月1日〜51年3月31日の20年間。