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建設新聞社
2024/01/22

【東北・岩手】県立宮古病院の付帯設備改修4件を公告

 岩手県医療局は、県立宮古病院付帯設備改修の建築、電気、空調、衛生の4件を19日付で公告した。申請書の提出は2月2日正午まで、開札は同22日10時から行う。いずれも総合評価落札方式(簡易1型)となる。
 予定価格は、建築20億0300万円、電気19億9400万円、空調20億2000万円、衛生14億3000万円。総額は74億4700万円となる。
 参加資格は、建築が建築一式工事A級に登録されている者による2社JV。JV代表者は▽2008年4月1日以降に元請として延床面積1万4000平方b以上の建築物の工事(ただし構造耐力上主要な部分を施工したものに限る)を施工した実績▽建築工事業に関する特定建設業の許可―など。
 構成員は▽岩手県内に主たる営業所▽08年4月1日以降に元請として延床面積7000平方b以上の建築物の工事(同)を施工した実績▽建築工事業に関する特定建設業の許可―など。
 ほか3件は3社JVとし、電気は電気設備工事A級、空調、衛生は管設備工事A級にそれぞれ登録。いずれも施工実績は、JV代表者が08年4月1日以降に元請として延床面積1万4000平方b以上の建築物の施工。
 代表者以外の構成員は、岩手県内に主たる営業所を有し、いずれか一方が、同延床面積7000平方b以上、もう一方が同3500平方bの実績など。
 医療局ではこれまで工期が数年にわたる付帯設備改修(大規模改修なども含む)を盛岡市の県立中央病院、大船渡市の県立大船渡病院などで行ってきた。今回は、宮古市崎鍬ヶ崎第1地割11の26地内の県立宮古病院を対象に付帯設備改修を行う。
 対象はSRC一部S造地下1地上9階建て、延べ2万4415・33平方bの本館などとし、改修面積は2万6880・26平方bとなる。想定する主な工事内容は、建築が防水改修、外壁改修、建具改修、塗装改修など。電気、空調、衛生はそれぞれ建築物に係る各付帯設備改修一式。工期は1098日間。設計は伊藤喜三郎建築研究所が行った。
 宮古病院は本館棟が1992年に竣工。病床数は274床。診療科目は内科、血液内科、精神科、呼吸器内科、循環器内科など計20科。宮古市、山田町、岩泉町、田野畑村の4つの市町村からなる宮古圏域で唯一の総合病院であり、県立病院の9基幹病院の1つとなる。

 提供:建設新聞社