富山県土木部は、高岡市上伏間江〜佐野地内の道路橋梁改築「主要地方道高岡環状線」について、高架橋工事を継続して推進する。11月補正予算(追加分)の個所付に6億3400万円が盛り込まれた。
計画によると、橋梁上部工(6−1)としてプレテンション方式PC単純T桁橋(橋長23メートル、幅員9・5メートル)2橋、橋梁下部工(P6−3)として3柱式ラーメン橋脚1基、φ1000ミリ鋼管杭12本などに取り組む。6工区は、PC単純プレテン桁・PC4径間中空床版桁の上り線142メートル、下り線246メートルを整備する。
高岡環状線約20キロは高規格道路に指定。03年3月に副道利用の暫定平面2車線で供用し、JR城端線を跨ぐ二塚高架橋435メートルは整備済み。第3期区間は2015年に着手し、南郷大橋から国道156号佐野交差点までの2580メートルを対象に、本線を高架化する。計画幅員65メートル(暫定2車線)。南郷大橋と二塚高架橋を結ぶ東側区間1255メートルは、24年度に部分供用する。引き続き、西側区間890メートルの整備を進める。総事業費は143億8200万円。
2期区間の佐野交差点から国道8号六家に至る2600メートルは、14年11月に副道供用した。