日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/01/17
【埼玉】行田県土、下忍調節池準備工事を2月半ばにも公告
行田県土整備事務所は、「下忍調節池整備工・上池」と「同整備工・下池」の一般競争入札2件を2月半ばにも公告する。掘削工事を進める調節池整備の準備工事という位置付け。ゼロ債務負担行為の設定により3月末までには開札・契約、年内の工事完了を見込む。
2件とも掘削工事を進める上で必要な砕石敷設、防草対策などを発注する。同様な工事は昨年前半にも発注しており、今回発注が最後の準備工事となる。
調節池の建設地は、利根川水系忍川と新幹線の軌道の間に位置している。総面積が約22ha。県道騎西鴻巣線の北側(上池)と南側(下池)に分け、計画容量43万tの調節池を構築する。
昨年発注した整備工(準備工)のうち、上池分の砕石敷設1・5万u等はサイカン工業(落札金額1730万円)、下池分の砕石敷設1・3万u等は永光建設(同1725万円)が施工している。
忍川の浸水対策を巡っては、河道拡幅とそれに合わせた橋梁(樋の上橋・諏訪山橋)架け替えも進める。