神奈川県横浜川崎治水事務所は、帷子川分水路の管理施設などの長寿命化計画を見直す。帷子川分水路や川和遊水地のゲートなどの補修計画を盛り込んだ長寿命化計画を新たに策定するため、オリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区)に業務委託した。履行期限は2024年3月15日まで。
老朽化による機能低下が懸念されることから、帷子川分水路の取水・出水ゲートや電気設備、川和遊水池の出水ゲートなど管理施設の長寿命化計画を見直し、新たな計画案を立案する。これまでに実施した最新の施設点検結果や、国の諸基準などを適用する。
委託業務の進捗次第では、23年度内にも長寿命化計画を策定する予定。現行の長寿命化計画は、帷子川分水路では10年度、川和遊水池では14年度に策定している。
帷子川分水路は、延長約6・6`(トンネル区間約5・3`)で1997年3月に完成した。帷子川中流部の分水施設から毎秒350立方bを分水してトンネルに流し、派新田間川に接続して横浜港へ放流する。所在地は横浜市旭区白根1他。
川和遊水池は鶴見川流域の洪水調整施設で、面積は約2・6f、貯水容量は約12万立方b。2008年3月に完成した。所在地は横浜市都筑区川和町。
提供:建通新聞社