災害関連の緊急事業に採択
事業費約4.7億円で堆積工
昨年12月16日に白馬村北城で発生した土砂災害が、1月18日付で国土交通省の「災害関連緊急砂防事業」に採択となった。県建設部砂防課と姫川砂防事務所が同日発表した。
今後の降雨等による土砂流出の二次災害を防止するため、県が速やかに堆積工を設置する砂防工事を実施していく、としている。
応急対策事業はアンカーネット式構造物、仮排水路。事業費は約2億円で12月22日付で先行採択済み。白馬村の建設共同企業体(JV)が担当している。
仮設の約2億円に今回、本設分約2.7億円を上乗せして、事業費は約4.7億円になる。事業内容は、土石流を減勢し堆積させる施設を建設する。
姫川砂防事務所の担当によると、本設工事の発注は通常の公告によるもので、事務手続きなどあることから2月以降の発注となり、工期は年度を越す繰越になるもよう。
◇実施箇所=北安曇郡白馬村北城(黒豆沢)
◇発生日=2023(令和5)年12月16日
◇被害状況=土砂が宅地や道路等に流出
◇事業内容=堆積工
◇事業費=約4.7億円
制作:新建新聞社