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県企業局団地課は板倉ゴルフ場（板倉町板倉７７７）のクラブハウス建て替えについて、２０２４年度に解体および建設工事に着手する。発注方法などは今後、調整を進めていく。西岡設計（太田市）が担当した基本設計によると、女性用パウダールームや屋外テラスなどを新設する計画としており現在、実施設計を同社が担当して年度末までの履行期限でまとめている。
同クラブハウスは１９８４年に竣工したＳ造２階建て、延べ床面積約１１３６�uの施設。構造躯体に影響をおよぼす錆や、給湯・給排水配管の著しい劣化などが認められるため、改修よりも改築が適切であると判断した。
２０２３年６月に策定した県営ゴルフ場事業運営方針によると、広く県民に親しまれるゴルフ場づくりを目標とし、高額にならない簡素なもの、諸室の規模・機能の見直しと機能向上をクラブハウスの方向性として掲げていた。
新たなクラブハウスは、既存の施設を解体した後に同じ場所で建設する。基本計画によると構造はＷ造２階建てで、県産材を使用する。延べ床面積は現在進めている設計で定めていく。
施設内には女性用パウダールームや屋外テラス、職員用男女別更衣室、小荷物専用昇降機の新設を計画。ロッカールームは従来の男性27�u、女性15�uからそれぞれ60�uと24�uへと拡充する。また、可動間仕切りにより男女利用が可能なフレキシブルロッカーを新設する予定。浴室についても男性用を45�uから56�u、女性用は16�uから30�uへ広げる。なお、施設規模や配置、設備などについては、基本設計完了時点の数量となっているため、変更の可能性がある。
スケジュールによると、23年度内に実施設計を完了させ、24年度に既存クラブハウスの解体および新築工事に着手、25年度のリニューアルオープンを目指す。その間、仮設クラブハウスで営業は継続していく。
県企業局団地課では板倉ゴルフ場のほか前橋ゴルフ場（前橋市川原町１−42−４）、玉村ゴルフ場（玉村町角渕５００６−１）、新玉村ゴルフ場（玉村町川井１０６５−１）の３ゴルフ場を管理。このうち、玉村ゴルフ場は15年度に建て替えを行っている。残る前橋および新玉村ゴルフ場については、県営ゴルフ場事業運営方針に基づき今後、整備を検討していく。