神奈川県住宅営繕事務所は、県営鶴巻団地を建て替え、7棟346戸を整備することを明らかにした。現在は実施設計を進めており、2024年度に解体工事を発注する予定だ。4期に分けて新築工事を行い、25年度に1期工事を発注する。最短で36年度の全棟完成を目指す。
新築する住宅棟の規模は、鉄筋コンクリート造4階建て24戸の住宅棟が1棟、鉄筋コンクリート造5階建て50戸の住宅棟が1棟、鉄筋コンクリート造7階建ての住宅棟が5棟。7階建ての住宅棟ではそれぞれ42戸、46戸、48戸、66戸、70戸を設ける。また、1棟につき1基エレベーターを設置する。
団地内や他の県営住宅の空き住戸などを活用しながら入居者を移転させ、解体と建て替えを実施する。1期では24〜25年度にかけて既存棟を解体し、25〜26年度に建て替える。2期では28〜29年度、3期では31〜32年度、4期では34〜36年度を新築工事期間に設定している。
鶴巻団地は11棟400戸の県営住宅で、1974年度に竣工した。既存棟の規模は、鉄筋コンクリート造5階建て30戸の住宅棟が5棟、鉄筋コンクリート造5階建て40戸の住宅棟が5棟、鉄筋コンクリート造5階建て50戸の住宅棟が1棟。
基本計画・実施設計はタック都市開発研究所(相模原市南区)が担当。
所在地は秦野市鶴巻南2ノ7他。敷地面積は約2万1990平方b。
提供:建通新聞社