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北陸工業新聞社
2024/01/17

【福井】輪島市久手川地区へ義援品、直接届ける/西部建設協会が能登半島地震で被災地支援/「少しでもお役に立てれば」熱い思いで

 任意団体の西部建設協会(会長・岩上博二建昇社長、加盟20社)は、13日夜から令和6年能登半島地震の被災現場に向かい、義援品を直接届ける支援活動を行った。
 加盟員である伸栄工業の井角陽介専務の実家が輪島市久手川地区で、今回の地震で大きな被害を受けた。その厳しい状況は発災から、両親の連絡で情報把握。ニーズなどを協会員で話し合い、久手川を中心に「少しでもお役に立てれば」との熱い思いで一致し、自主的な活動となった。
 義援隊は車両5台計13人で編成した。義援品は飲料水やジュースなど飲料1450L、缶詰やレトルトなど保存食品1550食、ミルク・離乳食200食、石鹸や使い捨て歯ブラシなど衛生・日用品3300品、灯油やガソリンなど油脂類400L、ブルーシート10メートル×10メートルや土のう袋など仮設材8000品。輪島市文化会館と輪島マリンタウン、久手川地区に搬入した。

被害は予想を上回る大きさ

 参加した岩上元紀建昇副社長は「被害は予想を上回る大きさ。復旧には5年、10年単位の時間が必要ではないか」と実感を込めた。
 今回の支援を兼ねた現状把握は、一般社団法人福井地区建設業会(山本厚会長)にも前後報告。地区業会には、応援活動の第一弾(先発隊)となり、珠洲市など第二弾以降の応急復旧作業に生かしたい考え。今後も、福井県や福井市など行政機関や関連団体とも連絡を密に取り、「地域の守り手」としての役割を担っていきたいとしている。

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