秋田市上下水道局は16日、昨年9月の入札が不調となった土崎汚水中継ポンプ場の沈砂池機械設備更新・耐震補強工事を再公告した。物価変動等に対応し、当初予算で設定した2カ年継続費の6年度年割額と総額を昨年11月議会で変更。当初、2億9,240万円だった予定価格は今回、3億9,268万円に変更した。2月7日に開札し、7年3月21日の工期で実施する予定。
土崎汚水中継ポンプ場(秋田市土崎港西3−6−28)は、昭和58年に建設された鉄筋コンクリート造2階・地下2階、1,821uの施設で、排除方式は合流式、雨天時最大計画流入量は26,107㎥/日。
発注工事ではbP沈砂掻揚機、bP沈砂搬出機、沈砂洗浄機各1基の更新を行うほか、土木部分の耐震補強工事としてコンクリート壁の増圧やせん断補強鉄筋工、防食工なども行う。
参加要件は前回公告時から変更しておらず、3社構成の特定建設工事JV。代表者は機械器具設置A級、代表者以外の構成員は一般土木A級となっている。
なお、上下水道局では今年度、仁井田汚水中継ポンプ場、外旭川汚水中継ポンプ場の耐震診断をいずれも日水コンに委託。また、入札不調・不落となった牛島汚水中継ポンプ場の耐震補強設計、中島・御野場・新屋各汚水中継ポンプ場の耐震診断なども今後、委託する予定。
提供:秋田建設工業新聞社