新潟県農地部農地計画課は2023年度、下里2期地区(阿賀野市)経営体育成基盤整備事業に新規着手する。総事業費8億4300万円を投じ、27年度の完了を予定している。
計画によると、ほ場の区画拡大を図るとともに、排水不良を解消することで生産性を高め、効率的で安定的な農業経営が可能な基盤を整備するもので、それを機に将来の地域農業の中心となる担い手を育成するのが狙い。また、事業導入を契機として新たに農業法人1組織を設立し、個別経営体12人と併せて農地集積を進め、効率的な水稲生産を推進することで米の生産コスト低減を図る。さらに法人を中心に新たに園芸品目(えだまめ等)を導入拡大し、大規模園芸の産地化を目指す。
工事概要は区画整理36・1ヘクタール(整地工他36・1ヘクタール、暗渠排水工36・1ヘクタール)。受益面積は36・1ヘクタールであり、受益者数が168人。関係土地改良区は阿賀野川土地改良区。