建通新聞社(中部)
2024/01/16
【三重】亀山市 新庁舎建設候補地年度内に決定
亀山市は、2023年度内に新庁舎の建設候補地を決定する計画。現在、候補地ごとにレイアウトを作成し、法的規制や立地特性の整理、既存建物の撤去・用地取得費、造成を含んだ概算事業費の算出、地権者の調査などを進めている。30年度に開庁を予定する。
建設候補地は、市営住山住宅周辺、市営和田住宅周辺、西野公園周辺、亀山駅周辺、天神・海本町周辺の5カ所。選定する基準としては、まちづくりとの整合、住民サービスの向上、災害などへの安心・安全の確保、必要用地の確保、財政への影響の5点を挙げる。整備スケジュール通りに進められ、防災面・アクセス面が良く必要な面積が確保できる場所を選定している。必要面積はおおむね1万5000平方b。事業手法については建設候補地決定後に検討する。
今後のスケジュールは、24・25年度に決定した建設候補地の用地交渉・取得を行うとともに、建設条件を精査する。その後、建設工事に向け26年度に基本設計、27年度に実施設計を経て、28年度から29年度にかけて建設工事に取り掛かる。
構造は今後決定するが、現時点での延べ床面積は、総務省や国土交通省が示す基準、同規模自治体の平均から約1万2000平方bとした。行政機能は、本庁舎、加太出張所を含む関支所庁舎、総合保健福祉センター、総合環境センターの4庁舎をメインに構成しており、これら施設の中から集約化を図る。総事業費は約95億円で、建設工事費は約75億円。
既設本庁舎(本丸町577)の概要は、鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ6367平方b。関支所(関町木崎919ノ1)は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ2356平方b。総合保健福祉センター(羽若町545)は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ5460平方b。総合環境センター(布気町442)は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造4階建て延べ6989平方b。
12月に開かれた市議会定例会の一般質問で現在の進捗状況や建設予定地、今後のスケジュールについて質問があった。
提供:建通新聞社