野々市市は12日、本町5丁目地内「市文化会館特定天井等・屋上防水改修工事(建築工事)」、「同(電気設備工事)」の2件を事後審査型制限付き一般競争入札で公告した。申請書の提出は24日から26日まで受け付ける。開札は2月2日。
▽建築工事 予定価格3億4230万円
2者JVが対象。参加資格は、代表者=主たる営業所が県石川土木総合事務所または県県央土木総合事務所管内で営業年数5年以上、建築一式工事の総合点数1000点以上、構成員=営業所が市内で営業年数5年以上、同800点以上―など。
▽電気設備工事 予定価格1億5510万円
2者JVが対象。参加資格は、代表者=主たる営業所が県石川土木総合事務所または県県央土木総合事務所管内で営業年数5年以上、電気工事の総合点数920点以上、構成員=営業所が県石川土木総合事務所管内で営業年数5年以上、同740点以上―など。
市文化会館フォルテの施設規模は、RC造2階建て延べ5648平方メートル。今回の工事概要は、大ホールやホワイエ、エントランスなどにおける天井等の非構造部材の耐震改修、屋上防水改修、内装、エレベーター既存不適格解消、照明LED化、非常照明用蓄電池取替、電話設備更新工事など。工期は25年3月31日まで。実施設計はMAC建築研究所(金沢市)が担当している。
フォルテは1988(昭和63)年5月に開館し、建設後35年が経過する。2010年度に大規模改修を行っているが、部分的に老朽化が進んでいる。このような状況を受け、市は公共施設個別施設計画に基づいて長寿命化を図り、芸術文化活動拠点としての機能や利便性、安全性を向上させる狙いだ。