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　神奈川県住宅営繕事務所は、県営寒川新橋団地を建て替え、６棟１４２戸を整備する。現在は実施設計を進めており、２期にかけて行う工事の１期の解体を２０２４年度に発注。25年度内に新築工事に着手する予定だ。最短で29年度に全棟を完成させることを目指す。県営団地では、脱衣所や洗濯機置き場がないなどの居住環境を改善し、バリアフリーに対応するため、老朽化した住宅棟の建て替えを進めている。
　新築する住宅棟の規模は、鉄筋コンクリート造３階建て15戸の住宅棟が１棟、鉄筋コンクリート造４階建ての住宅棟が５棟。４階建ての住宅棟は、19戸、24戸が１棟ずつと28戸が３棟となっている。また、エレベーターを１棟につき１基設置する。
　入居者の移転後、既存の住宅棟を解体、新築工事を行う。１期工事では24〜25年度にかけて解体、25〜26年度に新たな住宅棟を建設する。２期工事では27年度に解体、28〜29年度に新築工事を実施することを想定している。
　寒川新橋団地は６棟１４６戸の県営住宅で、このうち２棟が１９７７年度に、４棟が79年度に竣工した。既存の住宅棟の規模は、鉄筋コンクリート造４階建て16戸が１棟、鉄筋コンクリート造５階建て20戸が２棟、30戸が３棟。階段室型でエレベーターがなく、居住性能が低いことなどが問題となっていた。
　基本計画・実施設計は小林建築事務所（厚木市）が担当。
　所在地は寒川町宮山９７５。敷地面積は１万０８２０平方�b。

提供：建通新聞社