トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/01/12

【埼玉】行田羽生資源環境組合、予定価格431億円でDBO整備事業者を選定

 行田羽生資源環境組合は、DBO方式で行う新たなごみ処理施設整備の事業者を総合評価型一般競争入札で選定する。予定価格は431億9300万円に設定。入札参加資格審査書類を2月14日まで受け付け、7月の落札者決定、9月の本契約といった工程を目指す。その後は28年6月までを設計・建設に充て、48年6月までの20年間を運営業務期間とする想定だ。
 建設予定地は、行田市小針字埜通775−1ほかの敷地約3万4500uを活用する。ごみ焼却施設・マテリアルリサイクル推進施設を建てるほか、管理棟、軽量棟、ストックヤード棟などの付帯施設を設ける計画。
 焼却施設に関しては、1日に63tを処理できる規模の設備を2炉確保する方針だ。処理方式には、焼却方式(ストーカ式または流動床式)とガス化溶融方式(シャフト式または流動床式)のいずれかを採用する。
 マテリアルリサイクル施設は▽不燃・粗大ごみ処理(破砕・選別、12t/5h)▽かん類(選別・圧縮、1・2t/5h)▽ペットボトル(選別・圧縮梱包、2・2t/5h)▽剪定枝資源化施設(破砕・チップ化・堆肥化、破砕処理能力は5t/5h)――の規模を確保する予定。
 事業者選定の工程としては、入札参加資格審査書類を2月14日まで受け付け、3月の競争的対話を経て技術提案書・入札書類を5月17日に締め切る。基礎審査を6月、非価格要素・価格審査と総合的な評価をそれぞれ7月に実施し、同月内にも落札者を決定する見込みだ。基本契約締結後、特定目的会社を設立し、議会承認を諮り9月の本契約を目指す。