京都府は、天橋立公園松並木景観保全計画の次期5ヵ年計画を策定する。
天橋立公園松林を巡っては、平成16年10月の台風23号により、約200本の松が倒木する被害が出たこと等を受け、平成18年3月に維持管理を中心とする松並木に係る取り組みを整理した「天橋立公園の松並木と利用を考える会 報告書」をとりまとめ。平成26・27・30年度の広葉樹試験伐採前後の状況を確認するモニタリング調査などを経て、平成31年3月に天橋立公園松並木景観保全計画を策定し、同計画(〜令和4年度までの5ヵ年が計画期間)に基づき、[施策1]広葉樹伐採、[施策2]腐植層除去とマツの補植、[施策3]必要に応じたマツの間伐、[施策4]鎮守の森の維持管理を実施した。
丹後土木事務所は、現行計画の終了を受け、天橋立公園松林の良好な景観を保全する計画作成について、学識経験者や地元関係団体代表者から幅広く意見を求めることを目的に、天橋立公園松並木景観保全委員会を設置。令和5年12月に初会合を開いた。
天橋立公園松並木景観保全委では、@「天橋立公園松並木景観保全計画」に基づく施策実施結果の評価A次期「天橋立公園松並木景観保全計画案」の策定(▽補植マツの維持管理▽腐植層の除去)について検討。補植マツ管理計画、腐植層の除去計画をまとめる。
その後、令和6年度から@補植マツの間伐A腐植層除去作業着手を行う予定。