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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/01/11

【群馬】県道南新井前橋線バイパス整備、2月に4件公告へ


県渋川土木事務所は、榛東村新井地内で進めている県道南新井前橋線道路改良事業の4期工区について、2月に本線工事3件および村道付替工事1件を発注する。本線の道路改良工事3件は条件付き一般競争入札、村道付替工事は指名競争入札となる見込みで、工種は全て土木一式となる。設計業務は技研コンサル(前橋市)が手掛けた。
本線の道路改良工事3件は4期工区の東側に位置する新井工区で、分割11号、12号、13号としている。主要地方道高崎渋川バイパス雛子交差点付近の延長83mを分割11号、県道新井下室田線より西側の延長190mが12号、(仮称)新八幡橋付近の延長80mは13号としている。
工事内容はL型擁壁工、管渠型側溝整備、境界ブロック工などを予定。舗装構成は置換工70p、下層路盤工35p、上層路盤工15p、基層5p、表層5pを計画している。工期は分割11号および13号が9カ月、12号は10カ月となる。
村道付替工事は、本線に架かる(仮称)新八幡橋の新設に伴う榛東村道0206号の付け替えを行うもの。2023年7月に岩崎建設(榛東村)が受注した延長70m部分の取り付け部の施工と全体の舗装工事が主な内容となる。工期は7カ月を見込んでいる。
4期工区は主要地方道高崎渋川線バイパス雛子交差点から榛東村役場西交差点までの延長約2550m、幅員12・5mでバイパスを整備するもの。主要地方道高崎安中渋川線の交差点付近より東側の延長1450mを新井工区、西側の延長1100mを防衛工区として整備を進めている。車道幅員は7・5m、両側歩道幅員2・5m。4期工区の総事業費は約32億円。26年度に事業完了を見込んでいる。23年度は防衛工区で道路改良工事として総延長514mを4件に分割し2号〜5号を発注。また新井工区では分割9号を重枝建機(榛東村)、分割10号は南榛工業(榛東村)、(仮称)新八幡橋A2橋台新設工事を南榛工業がそれぞれ受注した。
県道南新井前橋線は、自衛隊駐屯地および榛東村役場がある南新井を起点とし前橋市に至る路線。災害時における第1次緊急輸送道路に該当し、駒寄スマートICや国道17号上武道路へのアクセスを向上させるため整備を行っている。これまで、2期工区として関越自動車道駒寄スマートICから高崎渋川線の旧道までの1100m区間を21年度に、また3期工区として旧道から高崎渋川線バイパス雛子交差点の940m区間を20年度に供用開始している。現在は高崎渋川線バイパス、駒寄スマートTC、上武道路が南新井前橋線へ接続する状況。